絵・文:白澤 恵舟
「輝く稔り」 古来、人はなによりも豊作の世を最大の幸せとして願い続けて来た。 我が「竿燈祭り」も、その祈りと感謝の象徴だ。 今の世の中、悲観と不安がやたらとはびこっているが、高々と天を指す竿燈をみるにつけ、地元は勿論、全国から故郷に集まってくる若者達の力強く誇らしげな演技には、悲観も不安も消えてしまう。 竿燈祭りは、若者達の豊かな愛郷心の賜物だ。捨てたものではない。 これからも県民みんなで、祭りを通して若者達の「輝く稔り」を実現してやらなければならない。