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新規学卒者研修会を開催 |
建設業界と社会人の基礎知識建設業のIT化等を学習 |
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県協会では、平成20年度新規学卒入職者(新入社員)研修会を5月21日、22日の二日間にわたり、秋田ビューホテルにおいて開催した。研修会には、この春会員企業に採用された新入社員10人が参加。初めに菅原会長の講話があり「我々建設業は今、非常に厳しい状況である。昔は我慢をしていればいずれ回復して需要も多くなる循環時代だったが、IT革命、グローバル化、ボーダレス化等、一瞬にして情報伝達できる時代へと大きく変化し、強いものが勝つのがあたりまえという市場原理が導入され、それにより大企業と中小企業の格差、都市と地方の格差というひずみができてしまい、スケープゴートになったのが公共事業であり「公共事業は無駄だ」と言われ、年に3%、10年間にわたって事業費が削られているのが現状だ。 |
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公共事業は金がかかるという考えは根本的に間違っており、公共事業はのちのち国民の財産として残る仕事、建設業はインフラ(下部構造)でありいろいろなものを整備してそのうえに文化が成り立っている。君達の時代は生まれた時から蛇口をひねるとあたりまえのように水が出て、あたりまえのように水洗トイレがあった。しかしそのあたりまえと思われているものも、下水道工事という下部構造、インフラがあってこその文化生活が成り立っている。地方と都市の経済格差があっても強者と弱者が共存できる生活を作らなくてはならないと思う。建設業に直接携わる皆さんは自分の仕事を通じて、仕事だけではなく人生において大切なことをしていくことになる。世の中のこと、産業、会社のことをきちんと勉強して有意義な人生を送っていただきたい。」と話があった。
引き続き、研修会では(株)日本コンサルタントグループの加藤浩之氏を講師に迎え、社会人としての心構え、建設業界の基礎知識、新入社員の基本(身だしなみ、挨拶、敬語の使い方、電話対応)、また午後からはグループに分かれ、建設業界の仕事の流れについて設計図や見積書、工程表の作成、安全管理、施工検査など与えられた役割についての責任と協力して仕事を組み立てていくことについてゲーム感覚で学んだ。
二日目は電子申請センター秋田の渡邊伸也リーダーが、建設業界のIT化、秋田県CALS/ECの動向、業務の流れと電子化への対応について説明があり、Windowsの基本操作を行った。 |