活動報告

秋田県
第28回秋田県優良工事表彰
13件15社に栄誉

 第28回秋田県優良工事表彰式が12月26日、秋田キャッスルホテルで行われた。
 式の冒頭、西村副知事が「今回受賞された13件は、いずれも高度な技術と綿密な施工管理のもとに完成された他の模範となるもので、今後の一層の活躍を期待する」とあいさつし、平成18年度に完成した県発注工事のうち、対象となる1,907件の中から技術力や施工管理などが特に優れた13件を施工した15社に賞状を授与した。

 受賞工事並びに施工業者は次のとおり。

▽通常砂防事業(沖田面沢工区)
 LA28-K1工事
 (株)佐藤庫組
▽通常砂防事業(沖田面沢工区)
 LA28-10工事
 大平・武石経常建設共同企業体
▽米代頭首工地区魚道改良設置事業 第01101号工事
 花岡土建(株)
▽糸流川地区担い手育成基盤整備事業 第17407号工事
 田中建設(株)
▽米代線フォレスト・コミュニティ総合整備事業 第00704号工事
 秋北建設工業(株)
▽火山砂防事業(寒沢川工区)
 LC54-20工事
 (株)あべ建設
▽県単道路改築事業(豊岡工区)
 I126-20工事
 (株)藤澤技建
▽地方特定道路整備事業(長野大橋)G686-10工事
 高三建設(株)
▽地方街路交付金事業(田沢湖駅前)SB61-10工事
 佐藤建設(株)
▽大浦沼地担い手育成基盤整備事業 第23412号工事
 高吉建設(株)
▽県単道路改築事業(相川工区)
 I108-K1工事
 (株)丸栄建設
▽西又地区ため池等整備事業
 第16201号工事
 (株)佐藤建設
▽秋田県立中高一貫教育校(県北地区)プール棟建築工事
 丸山・大成特定建設工事共同企業体



その他
会員技術者12名を表彰
優良工事従事技術者表彰

 秋田県土木施工管理技士会(北林一成会長)は、12月26日、技士会表彰規定により、優良工事に従事した会員の技術者(現場代理人)12名を表彰した。
 はじめに北林会長が「建設業界は長期にわたる公共事業費の削減により、過当競争の様相が一層深刻になっているが、各発注者においては一昨年に施行された品確法を受け様々なダンピング対策を講じている。秋田県においても、価格のみの競争から価格と技術力を含めた総合的な競争への転換を図るべく、総合評価方式、VE方式の発注割合を拡大する計画が示されており、これまで以上に企業、技術者の技術力が問われる時代となっている。この度、表彰を受けられた皆様は、高度な技術力を評価され、優良工事に導いた他の模範とするにふさわしい技術者である。受賞者の皆様は、その技術力を一層磨き上げ、後進の指導・育成に、積極的に取り組んでいただきたい」とあいさつ。
 続いて技術者(現場代理人)に表彰状と記念品が手渡された。
 受賞者は次のとおり。

▽佐藤 政治  (株)佐藤庫組
▽木村 義久  (株)大平建設
▽岩谷 政彦  花岡土建(株)
▽佐藤 貴明  田中建設(株)
▽松村 恒則  秋北建設工業(株)
▽伊東 憲義  (株)あべ建設
▽長澤 郁夫  高三建設(株)
▽藤田 義美  佐藤建設(株)
▽小山 貴也  高吉建設(株)
▽東海林幸一  (株)丸栄建設
▽佐藤 卓也  (株)佐藤建設
▽近藤 胤成  丸山建設(株)



建設産業人材確保・育成推進協議会
北海道・東北ブロック会議開催
優秀事例表彰
むつみ造園土木(株)、(株)伊忠組が受賞

 建設産業人材確保・育成推進協議会が主催する「平成19年度北海道・東北ブロック会議」が平成19年12月10日、宮城県建設産業会館で開催され、建設技術者・技能労働者の確保・育成などをテーマに、国土交通省と建設業界、教育関係者のほか、人材確保・育成優秀事例表彰受賞企業8社の代表者らが出席した。意見交換会では優秀事例表彰を受けた8社の取り組みの紹介のあと、テーマに沿って討議された。
 地元建設業関係者からは、「若年の定着化に危機感を抱いている」「落札率80%では利益が出ない」「労働賃金が今のままでは人材育成などできない。労働者の生活を考慮した設計労務費単価の調査方法を変えるべきだ」と指摘。

 また、教育関係者からは「親は安定志向、先生も建設業界は給料が不安定と思っている。生徒よりも周囲の理解不足が問題」「建設業の社会的地位を確立して欲しい」と要請した。これらの意見を受けて国土交通省は「一番大きい問題は公共事業が少なくなっていることに尽きる。東北地方の社会資本整備の実態をいろいろな場面でPRしていく必要がある」と述べた。

 また、意見交換に先立ち、東北地方建設産業人材対策優秀事例表彰式が行われ、秋田県からは、むつみ造園土木(株)(佐々木吉和社長)と(株)伊忠組(伊藤俊悦社長)が社員育成、定着促進において他の模範となるとして表彰された。




県協会
建設技術系女性職員交流会
働く女性の心と身体の悩み等について意見交換
 県協会では、平成19年12月14日(金)秋田ビューホテルにおいて、建設技術系女性職員交流会を開催した。同交流会は建設雇用改善人材育成の一環として会員企業における技術系女性職員を対象に毎年実施している。交流会には、建設業協会各支部から10名が参加した。
 交流会に先立ち、堀江敏明秋田県建設業協会専務理事が「男女共同参画が行われている中、女性技術者の方が活躍する場所も増えてきている。現場の監督、整理等に追われる毎日と思われますが、この機会に女性として日頃抱いているお互いの悩みを話し、交流を深めていただきたい」と挨拶した。
 続いて、秋田県ゆずり葉の会の池田信子会長が「働く女性の疾病と健康について」と題して講演を行い、意見交換では「長時間のPCの操作、残業による食事の不規則」「家事と両立、現場の環境」「出産後の負担の少ない部署への配置、夫の協力意識の変化」「週末帰宅後の時間の工夫」等について意見がだされ、池田会長からは「食事の工夫」「生き生きした笑顔の作り方」「スキンケアの必要性」「生命の貯蓄体操」の実践をするようにとアドバイスがあった。