活動報告


理事会・協議員会
新年度計画・予算を審議
 
 

 秋田県建設業協会は3月26日、秋田県建設業会館別館大会議室で25年度最後の理事会・協議員会を開催した。
 議事では26年度における事業計画・予算、定時総会招集のほか、▽会館改修計画(案)▽地方指定公共機関の業務計画(案)について審議が行われ、原案通り承認・可決された。
 また、地方指定公共機関の業務計画(案)については、昨年、本会が同機関の指定を受けたことから、地域の防災、復旧において一層の責務を果たすため、防災業務計画、大規模災害時行動マニュアル、国民保護業務計画それぞれの案を策定、議場に諮り承認を得た。


議 事
第1号議案 会館改修計画(案)審議の件
第2号議案 平成26年度事業計画並びに収支予算(案)審議の件
第3号議案 定時総会招集の件
第4号議案 常置委員会等の変更など審議の件
第5号議案 指定地方公共機関の業務計画(案)審議の件





講演会「生きるための道」
災害時、自分の命は自分で守る
 
 

 秋田県建設産業団体連合会は3月20日、秋田ビューホテルを会場に建設産業支援事業の一環として講演会を開催し、災害時において救助や復旧活動の前線に立つ建設業、消防関係者に東日本大震災の体験を伝え、今後に活かしていくことを目的に100名余りが聴講した。
 講師を務めたのは小畑政敏氏。東日本大震災直後の宮城県南三陸町で気仙沼・本吉地域消防本部予防課長として救助活動に当たり、後に南三陸消防署長を務め、現在は南三陸町の教育委員。
 講演は「生きるための道−南三陸町の記録」を演題に、震災により津波が押し寄せた当時の映像や現地の写真を交えながら講師の体験、また、地域が復旧していく模様などを紹介。講師は、海岸地域の住民が日頃の避難訓練の成果により殆ど犠牲者が出なかったことに触れ、「自分の命は自分で守るのが大前提」と述べ、被災時に自ら行動を起こすことの大切さを訴えた。一方、海岸から離れた地域においては、津波の浸水範囲が当初の想定の倍をいく規模であったために被害が拡大したことを紹介した。