活動報告


高校教員との人材確保・育成推進懇談会を開催
建設業のイメージアップと雇用条件の強化を
 
 

 県協会では、平成25年6月20日(木)秋田ビューホテルにおいて、建設産業人材確保・育成推進懇談会を開催した。懇談会には県立工業高校等の建設関連学科担当教諭や、国、県を含めた人材協委員ら21名が出席。
 協議事項では、24年度建設系高校生に係る事業実施状況、25年4月の新規学卒者採用状況及び26年3月高校別卒業予定者進路希望状況について事務局から説明があった。その中で県内の雇用情勢が厳しい中、会員の新規学卒者採用数が44社から58社に、採用者数は80名から100名と大幅に増加。26年3月の卒業予定者337名中、就職希望者は215名。このうち建設会社への就職希望社は県内・県外合わせて90名で昨年の85名を上回ったことを報告した。新規学卒者の中で普通高校からの採用も増えてきたことについて、業界側からは「高校生の採用には建設系、普通系もあまり関係ない。」「土木はアベノミクス効果で少しは景気が上向きになってきたが、建築関係は本業より兼業で利益を出している。そのため企業でもいろいろな才能を求めている。高校の方でも単純に土木・建築だけではなくもっとバライティに富んだ教え方の工夫も必要ではないか。」さらに、企業で活躍していくためのスキルについて「企業に余裕があったころは複数の作業員の補助につきながらひとつの現場を体験することで仕事や人間関係について学ぶことが出来たが、今は社員に余裕がなく技術や技能だけでなく社会人としてのスキルを育てられなくなっている。」との意見が出された。また、中学校長会から初等教育での段階について「小中学生の指導要領では、まず夢を持たせる、やりたいことを見つける、それから夢を現実にするための意欲付と実現の厳しさを教える「キャリア教育」を行っている。建設業について「仕事は厳しいがこんないいことがある」「頑張ってみようかな」と思わせる建設業の魅力をアピールする工夫を行ってほしい。」と高校関係者と企業側へ要望があった。
また、業界側から「現在、現場では「技術者」よりひとつ下のランクという印象の「作業員」「技能者」が高齢化の為大変不足し、なおかつなり手もいない。自分の向き不向きで「技術者」にも「技能者」にもなれる魅力ある建設業界にならなければならない。そのためにも賃金はもちろんのこと、技能者・職人の社会的評価を見直していく必要がある。」との声があった。これをうけて行政側からは、「高齢化や若年者の雇用の減少で建設業の人口が減っている。特に技術者・技能者不足が深刻である。国としても技能労働者に対しての「社会保険」「医療」「雇用」「年金」の面を強化し、待遇面で厳しいという悪いイメージを改善することを進めている。」と説明がなされた。





常置委員会を設置
今年度運営を協議
 
 

 秋田県建設業協会は6月4日から14日までの間、今年度第1回の各常置委員会を開催し、今年度の運営・活動方針を協議した。
 また、各委員会においては、報告事項として、秋田県発注の建設工事に係る低入札価格調査基準価格及び最低制限価格の見直しについて、年度初めに協会が実施した要望活動等の経緯を含めて事務局から説明が行われた。

[6月4日 建築委員会]
 秋田県建設部と建築関係企業との意見交換会を昨年に引き続き開催することとし、各支部から意見を募集・集約の上、県担当者と建築委員会との意見交換会を実施。その結果を踏まえ、建築格付A級企業との意見交換会の実施を企画する。

[6月10日 経営委員会]
[6月13日 労務委員会]
[6月14日 土木委員会]
 経営、労務、土木の三委員会では、昨年に引き続き合同で秋田県との意見交換会を企画する方針を決定し、各委員会毎に委員会規定に定める事項に基づいて意見集約、調査研究を実施していくこととした。
 また、土木委員会においては、合同での意見交換会の他、委員会テーマを深く掘り下げた内容で単独の意見交換会を予定することとした。







2団体 定時総会が開催される
役員改選を審議
 
 
 

 6月に秋田県建設青年協議会(大沼武彦会長)、秋田県アスファルト合材協会(加藤義光会長)それぞれの定時総会が開催された。

【秋田県建設青年協議会】
 6月5日、秋田ビューホテルにおいて第32回定時総会を開催し、関係者30名が出席した。
 大沼会長が所用により欠席のため、吉田昌平副会長が議長を務め、平成24年度決算及び25年度予算・計画(案)について審議が行われ、原案通りの可決となった。
 また、今年度から能代山本建北会(清水靖会長)が協議会に加入が承認されたほか、任期満了に伴う役員改選が審議され、各地区から推薦の役員の就任・再任が承認された。
 役員は次の通り。

会 長
 大沼 武彦 [由利・(株)大沼組]
副会長
 菊地 建一 [北秋田・平和建設(株)]
 吉田 昌平 [平鹿・(株)吉田建設]
理 事
 柳沢 義生 [鹿角・(株)柳沢建設]
 田口  勉 [鹿角・(株)田口産業]
 清水  靖 [山本・(株)清水企業](新)
 石川  崇 [山本・(株)石川組](新)
 佐藤 吉保 [北秋田・佐藤吉(株)]
 清水 隆成 [秋田・(株)清水組]
 佐々木 創太[秋田・むつみ造園土木(株)](新)
 猪股 勇樹 [由利・山勇建設工業(株)](新)
 藤嶋 文人 [仙北・(株)藤嶋建設]
 小原  貴 [仙北・秋田振興建設(株)]
 最上田 晶 [平鹿・(株)最上田組](新)
 鈴木 新一 [雄勝・(株)鈴木建設工業](新)
 高嶋 雄一郎[雄勝・(株)高嶋組]
監 事
 鈴木 一敬 [北秋田・花岡土建(株)](新)
 田中 裕雅 [仙北・万六建設(株)](新)
事務局長
 山科  優 [由利・山科建設(株)]

【秋田県アスファルト合材協会】
 6月10日、秋田ビューホテルを会場に第32回定時総会を開催し、会員35名が出席。来賓には日本アスファルト合材協会東北連合会から加藤俊章常務理事が出席した。
 平成24年度決算及び平成25年度予算・計画(案)が議場に諮られ、原案通り承認された。
 また、任期満了に伴う役員改選が審議され、次の通り承認となった。

会 長
 加藤 義光  (株)加藤組
副会長
 能登 信一  西村土建(株)
 小原 将司郎 秋田振興建設(株)
 伊藤 昭文  伊藤建設工業(株)

委 員
 村木 通良  (株)村木組
 北林 一成  秋田土建(株)
 鈴木 ン士  花岡土建(株)
 齊藤 豊隆  秋田瀝青建設(株)
 村岡 淑郎  村岡建設工業(株)
 仲野谷 藤吾 角館建設工業(株)
 田村 一博  (株)田村組
 生内 英悦  (株)NIPPO
 熊谷  實  鹿島道路(株)

監 事
 佐藤 昌郁  (株)佐藤庫組
 高津 武史  世紀東急工業(株)