活動報告

第2回 公益法人制度改革検討委員会
今後の対応等を常務理事会へ上程
 
 県協会は9月29日、秋田県建設業会館の会議室にて今年度第2回目の公益法人制度改革検討委員会を開催した。
 会議では▼公益社団法人、一般社団法人への移行▼合併▼移行申請をしないなど、今後想定されるそれぞれのケースについて公益法人認定基準等の資料を基に協議。今後の対応として▼新公益法人会計基準への対応▼各支部の事業の精査の実行する事について、常務理事会へ上程することとした。
 なお、次回開催は11月を予定している。



新規学卒者研修会(後期)を開催
自己分析、コミュニケーションの基本
電子納品とCAD図面の標準化と図面作成を体験
 
 県協会では、平成21年度新規学卒入職者(新入社員)研修会後期分を10月15日、16日の二日間にわたり、秋田ビューホテルにおいて開催。研修会には、この春会員企業に採用された新入社員20人を対象にして開催した前期研修会のフォロー研修で14名が参加した。
 初めに(社)秋田県建設業協会の堀江専務理事が「政権交代により補正予算の見直し等、今までに経験したことのない改革によりすべての産業において厳しい状況となっている。10年前には170人もの新規学卒者の方が研修を受けていたが、ここ2、3年は10人から20人にとどまっている。このような厳しい環境の中で、入社から半年を迎え、大変なことのほうが多かったと思うが、厳しい競争を勝ち抜き、現在に至る皆さんには若さで乗り切っていただきたい。この研修を通して情報のやりとりをし今後の糧としていただきたい」と挨拶した。
 研修会では(株)日本コンサルタントグループの酒井誠一氏を講師に迎え、▽働くことの難しさ▽一人前になるために何が大切か▽基本動作の反復訓練▽自己SWOT分析(シート作成、グループ内発表、討議)▽コミュニケーションの基本▽コミュニケーションの事例演習◇交渉力について講義があり、問題解決についての演習が行われた。
 二日目は(株)ビーガルの渡邊伸也氏より▽CADの基本操作▽電子納品とCAD図面の標準化について説明、電子納品図面作成の体験実習を行った。



BCP(事業継続計画)策定説明会
システム活用災害訓練実施
 
 10月22日、(社)秋田県建設業協会(菅原三朗会長)、(社)北秋田建設業協会、秋田県土木施工管理技士会(北林一成会長)三者の共催で北秋田建設業会館を会場に「BCP策定説明会・災害支援システムを活用した災害訓練」を実施。会員企業から39名が参加した。
 今回のテーマの一つであるBCPとは、企業が自然災害などを被災した際に発生する様々な人材・資機材等に対する制約を可能な限り抑制する事前対策や調達体制の整備、非常時の行動指針を併せて全社体制で定め、事業・業務を継続するための計画。午前の冒頭の説明会ではこれらの概要や発注機関の取組状況・策定のポイントを秋田県建設業協会から説明した。
 また、BCP説明に引き続き、システムを活用した災害対応訓練を実施。参加者が現場と対策本部(会場)に分かれて、災害状況報告・作業指示などの情報伝達作業を実演した。
 この訓練は仮想の災害発生状況を設定し、現場担当者がGPS機能付き携帯を活用して災害発生場所の位置情報と状況を写真により対策本部へ伝達、それを基に対策本部がシステムを活用して状況把握と作業指示を行うもので、訓練に先立ってシステム開発元の川田テクノシステム(株)から概要と機器の操作を説明。午後より担当現場を割り当てられた企業参加者を携帯電話を持参して予め設定の現場へ派遣、実際の情報伝達・受諾作業が行われた。
 協会・技士会では今後、同様の説明会・訓練を(社)能代山本建設業協会との共催で11月12日に実施する予定。



1人でも雇ったら、入ろう。労働保険。
11月は「労働保険適用促進月間」です
 
 労働者を1人でも雇っている事業主は労働保険(労災保険・雇用保険)に加入する義務があります。
 労働保険(労災保険と雇用保険)は、農林水産業の一部を除き労働者を1人以上使用する全ての事業主が加入することとなっています。
 該当する場合は、事業主及び労働者の意向に関わらず、法律上、当然加入の手続を行うことが事業主の義務となっています。まだ加入されていない場合は、早急に最寄りの労働基準監督署かハローワーク(公共職業安定所)にご相談されるようご案内いたします。

秋田労働局 総務部 労働保険徴収室
秋田市山王7-1-3
TEL 018-883-4267



見過ごしません小さなリスク
ゼロ災職場の合言葉
平成21年度秋田産業安全衛生大会
 
 秋田県労働災害防止団体連絡協議会(三浦政彦会長)は10月7日、平成21年度秋田産業安全衛生大会を秋田市文化会館で開催し、関係者ら約320人が参加した。
 大会の第1部では、安全衛生活動の推進や取組みに功績のあった29事業所と24個人を表彰、賞状・記念品を授与。第2部では東芝ソシオシステムズ(株)による安全衛生事例発表、秋田出身で早稲田大学准教授の太田章氏(レスリング五輪ロサンゼルス・ソウル銀メダリスト)による「つねに前向き、ネバーギブアップ精神で」と題した記念講演が行われた。
 また、大会に先立ち同日午前に「秋田快適職場推進フォーラム」が開かれ、快適職場づくりの事例発表と中央労働災害防止協会東北安全衛生サービスセンター専門役の宮永賢成氏による「快適職場とメンタルヘルス」と題した講演も行われた。

 建災防関係での表彰者は次のとおり。
事業場賞(8事業場)
 (株)タナックス
 (株)上村建設
 (株)近藤組
 (株)杉本組
 仁賀保建設(株)
 寺田建設(株)
 (有)柴康土建
 (有)折原建設

個人賞(7名)
[功労賞] 2名
 村岡淑郎   村岡建設工業(株)
 仲野谷藤吾   角館建設工業(株)
[功績賞] 3名
 澤口美恵子   (株)オオタべ
 伊藤 久   伊藤栄建設(株)
 石川雅史   (株)大和組
[職長賞] 2名
 大森 一   小坂建設(株)
 小南憲悦   (株)皆瀬土木