活動報告
Vol.21
※当協会からピンポイントで情報提供を発信します。

国土交通省直轄工事における
低入札価格調査基準価格の見直し

国土交通省では直轄工事において、▽落札率85%以下になると、下請け企業が赤字、または平均点未満の工事になる割合が急増▽予定価格の85%を下回る調査基準価格の直上で応札が集中するという状況を踏まえ、公共工事の品質確保を図る目的から、以下の通り低入札価格調査基準価格の算定方法を見直し、4月以降に入札公告の工事において適用しております。

予定価格の3分の2から10分の8.5までの範囲内で、予定価格算出の基礎となった次に掲げる額の合計額に、100分の105を乗じて得た額。
   
ただし、その割合が10分の8.5を越える部分にあっては10分の8.5と、3分の2に満たない場合にあっては3分の2とする。

 

【旧算定方法】

直接工事費の額
共通仮設費の額
現場管理費の20%

【新しい算定方法】

直接工事費の95%
共通仮設費の90%
現場管理費の60%
一般管理費の30%