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平成19年度新規学卒者採用状況について
4月1日現在調査で、全県8支部17企業中25名の採用となっている。年度別支部別新規学卒者(新入社員)採用状況推移(H14年度〜H19年度)を見ると、平成14年が103名だったのに対して19年度は25名と四分の一に減少。 |
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平成19年度新規学卒者学校別及び研修会アンケートについて
アンケート結果では、土木建築に興味はあるが、条件や状況しだいで転職するという回答が46.7%を占めている。 |
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平成20年3月高校別卒業予定者進路希望状況について
全体の卒業見込み388名中、県内就職希望は159名、県外就職希望は229名、県内就職希望の中で土木建築関係希望者は34名で全体の20%となっている。 |
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最近の雇用情勢と18年度就職に関するスケジュールについて
秋田労働局職業安定課は「県内の景気は製造業を中心とした穏やかな回復基調が続いている。平成19年4月のバランスシートを見ると、高校卒業生の離職率が高くなっているが、仕事を辞めてもすぐに次の職があるわけではないことを知って欲しい。都道府県別有効求人倍率は沖縄県が最下位、秋田県は47番中43位で依然として厳しい雇用環境が続いている」 |
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平成19年度高校生の現場見学会及びインターンシップの実施について
高校生の現場見学会やインターンシップが公共工事の減少により対象現場が年々少なく実施に支障が出ている。 |
意見交換
◎人材協委員側から
・県内企業としては優秀な人材がどんどん外に出ていってしまうのが残念であるが、受注額の減少等により求人は非常に厳しい状況にある。
・新規採用した場合、即戦力にならないというのも新規採用しない理由の一つとなっている。就学中の資格取得等、アピールできる生徒を育てていってほしい。
・年配の人にも辞めてもらわなければ経営が苦しいのが現状、新規学卒の採用について学校側の話しを聞いて希望に添えないことが非常に心苦しい。
・インターンシップの実施現場、時間がなく希望に添えず協力できないジレンマがある。
◎学校側から
・生徒達は地元就職を望んでいるが県内企業からの求人が少ない。県外もしくは他産業へ流れている。
・資格取得やインターンシップに力を入れても、卒業しても建設関係への就職先がないという諦めがあり取組む姿勢も低くなっている。進路の目的、希望を持たせられないのが心苦しい。
・現場見学会、インターンシップでさえ建築関係の受け入れがない。在学中の現場見学会、インターンシップで土木建築への興味を持つ生徒が多く、その芽をつぶさないようにしたい。
・施工管理試験を受けさせるにあたり、県外で行われるため、交通費等費用がかかり大変になっている。
・関東周辺で1年間研修をやって育ててくれる企業があるので、一度県外に出て経験を積んで県内に戻ることも薦めている。
・もともと県内の建設関係へ進みたいと意欲のある生徒が入ってきても、進路に関する面接で県内就職が無理だと県内への就職することを選び、建設関係の就職を諦めてしまうのが残念である。受け入れのベースを作って欲しい。
◎行政側から
・資料の数字を見てこれほどひどい数字かと驚いている。県内就職について県でも一度県外へ出た生徒(人)が秋田への思いを胸に戻ってこれる環境作り、受け入れ先を整備することが大切。県として努力しなければならないことを切実に感じた。
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