会長の言葉

「水のある風景」
「虹のかかる荒波」
岩手県 宮古市
写真・文:泉谷玄作
今月の 写真
冬の間高波が打ち寄せる三陸海岸では、太平洋の荒波ははるか水平線まで続いていた。高い絶壁からの撮影でも、岩壁に打ちつけられる波の音が伝わってくる。真っ白な波と海底から映る黒い水はみごとなコントラストで、その中でも、荒波のしぶきからは虹がときおり顔をだしていた。深くて黒くみえる海底からは生命力に満ちた荒波が現れると、純白に気高く感じられ虹は讃歌だ。自然のいとなみは、力強くて正直だ。


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