会長の言葉

防犯パトロール子供見守り隊 会 長 菅原 三朗

 秋田県建設業協会及び同建設青年協議会は、地域に根ざした技術と経営に優れた技術集団として「建設活動を通じて地域社会に貢献する建設産業」を目指して各種事業活動を展開しております。地震、風水害、豪雪の雪害など災害発生時には、会員企業はいち早く現場に向かい災害復旧の地域貢献活動を行っております。
 昨今、子どもの誘拐事件や痴漢行為、空き巣など身近な地域社会で犯罪が増加しており、子どもを持つ親としても杞憂されます。このような犯罪を防ぐためには、個人で防犯対策を行うだけでなく、地域全体で自主防犯活動に取り組むことが必要です。
 当協会及び同建設青年協議会では、地域社会貢献活動の一環として「県民が安心して暮せる安全なまちづくり」に寄与するため、当協会会員企業が通常業務を通じて可能な範囲で、小学生の登・下校時の見守り活動や事件・事故等に関する情報を警察等に通報する「防犯パトロール(子供見守り隊)」を発足させ、秋田県警察本部並びに秋田県教育委員会さらには秋田県生活環境文化部のご指導のもとに、県内一斉に防犯パトロールを実施することとし、8月21日出発式を挙行し、スタートいたしました。


 パトロールは、県建設業協会、県内8支部、会員企業361社のスケールメリットと機動力を生かし、1,250台の会員社用車に「防犯パトロール中こどもみまもり隊」と表示した蛍光マグネットステッカーを車輌の両側面に貼付し、実施要領に基づいて、郊外の人里離れた現場から中心市街地の隅々まで、パトロールを展開することとしております。またこの活動が自主的な防犯パトロール活動である趣旨をご理解していただくため、県内290の小学校及び15の警察署へもご案内をさせていただいております。
 県建設業協会及び同建設青年協議会が、地域社会貢献活動の一環として実施するこの活動が、犯罪等の抑止力となり「安全に安心して暮せるまちづくり」の一助となることを願って止まないところであります。