活動報告
Vol.2
※当協会からピンポイントで情報提供を発信します。

秋田県における舗装の構造に関する
技術基準の一部改正

 秋田県では舗装構造の設計期間について、現行10年間(信頼性90%)を20年間(信頼性90%)に変更します。

 これに伴い、設計期間20年の必要等値換算厚、新設時の舗装構成、補修時の対応及び各合材の使用区分が変更され、平成18年4月1日以降発注の工事に適用となっています。
 舗装構造の設計期間を長期化、表層(加熱アスファルト混合物)の増厚による舗装盤の強化と長寿命化することにより、ライフサイクルコストの低減を図ることを目的としており、これらの変更については、以下の三点が背景となっています。

(1) 県の財政事情を考えると、10年設計に基づいた短い補修サイクルでは補修経費の確保が今後困難な見通しである。
(2) また、国や他自治体では橋梁などの構造物にライフサイクルコストの概念を導入しており、長期で新設・補修の経費を算出し、経済的で効果的なプランを選ぶ方向で進んでいる。
(3) そして、平成15年3月に摩耗層を廃止したことにより、表層厚が廃止前よりも実質2cm減っており相対的に弱体化している。

 詳しい資料(PDF)は、こちらよりダウンロードしていただけます。